<夏祭り レポート>
2008年 7月15日(火) 午後6時30分〜8時過ぎ 天気 : くもり時々晴れ
会社の帰りに、友達数人と待ち合わせをして、靖国神社の年に一度の超盛大な夏祭り 「みたままつり」 をのぞきに行きました。
そこは、予想以上に、すごいことになっていました! 下記に 開催風景の写真をたくさん載せています。 どうぞ、ご覧下さい。
2008年
靖国神社 みたままつり
(7/13 〜 7/16)
※ みたままつりの期日 : おおむね、毎年、7月13日〜16日 の4日間です
いつもは荘厳な参道も、この時ばかりは “ 巨大な縁日エリア ” となっていました
“ ちょうちんの壁 ” に囲まれた非日常の異空間で、飲めや 食えや 踊れや の 大騒ぎ !
ひとたび、参道の裏手にまわれば、お化け屋敷や 見世物小屋、射的ゲームなどなど、
一昔前の縁日に タイムスリップしたような、
妖しく 怪しい 魅力的な世界が くりひろげられていました
散策した順路としては、夕方6時30分、地下鉄「九段下駅」の1番出口(靖国神社口)を出て、
第一大鳥居をくぐり、大村銅像の周りをまわって、茶店・休憩所の前をとおり、
第二大鳥居周辺から神門をくぐって、本殿および桜の林の周辺でのんびりし、
今度は、来た道を逆にたどって、夜8時過ぎに「九段下駅」から帰路についたという感じです。
<@第一大鳥居周辺>
夕方6時30分、靖国神社の第一大鳥居の前の交差点の風景・・・・・祭りを楽しんで帰る人、これから祭りを楽しみに横断歩道をわたる人、様々です。
平日(7月15日 ・火曜日)の夕方(まだ明るい)にもかかわらず、大変な人出でした。 この場所からも、賑やかな縁日の匂いが強く感じられました。
第一大鳥居の坂の下から、参道の両側に食べ物・飲み物の屋台が並んでいます。 向かって右側は、甘い物のいい匂いが 重点的にただよっていました。
第一大鳥居の下から、大村銅像の方を見たところ。 ここまで来ると、ちょっと ビックリするくらいの 「ちょうちんの壁」の迫力に、圧倒されてしまいました。
第一大鳥居の下から桜の林の中の方にむかって、ちょっとした小路があり、その奥にお化け屋敷などの見世物小屋が立ち並んでいます。
まだ明るいということもあって、ここは 帰りに立ち寄ることにしました。
参道の両側は、「びっしりと」 ちょうちんの壁が設置されています。
この付近のちょうちんには、有名人・芸能人の名前の入ったものも多く、探して歩くのも、ちょっとした楽しみの一つとなっています。
まだ明るいため、夏祭りとしての雰囲気的には 「いまいち」 ですが、多くの人が いろんなものを 「ほおばりながら」、楽しそうに歩いていました。
個人的(ふじえ)には、まずは「イカ焼き&ビール」というのが「定番」のため、ここでイカ焼きを買って、泉(下の写真))のまわりで楽しむことにしました。
泉のまわりの階段部分は びっしり 人が座っていたため、カキ氷のお店のそばの イス&テーブルで、休憩しました。
7時に近い時間ながら、まだまだ、ずいぶん明るく、子どもたちも いっぱい走り回っていました。
すでにビールを飲んでしまっていたため、カキ氷は食べませんでしたが、隣のお店の「串かつ」の文字にひかれてしまい、
串かつ&ビールで第二段を楽しみました。 泉のそばのビールのお店(右の写真)は、かなり よく冷えていて、大満足でした。
<A大村銅像周辺>
参道の途中(外苑部分の中央)に大村銅像があり、いつもは荘厳な雰囲気を漂わせておりますが、この時ばかりは、「盆踊りのやぐら」となっていました。
やぐらの上では 「きれいどころ」 の 「おねえさん衆」 が、見事な踊りを披露していました。
やぐらの周りでは、さまざまな格好をした人たちが、盆踊りの輪に加わっていました。 盆踊りは、もちろん、飛び入り大歓迎です。
地元の人はもとより、地方からの観光客や海外からの観光客も、おもいおもいに踊っていました。
盆踊りの リズム&しぐさは、けっこう単純なため、少し見ているだけで、簡単に参加できるものだなぁ と、あらためて納得しました。
踊るアホウに見るアホウ、同じアホウなら、踊らにゃ ソンソン!!!
銅像を過ぎても、ちょうちんの壁は まだまだ つづいています。 食べ物 ・ 飲み物の屋台も、まだまだ ず〜っと、つづいています。
「あげもち 」という魅力的な文字に、つい、吸い寄せられてしまいました。 同時に、もう1本、ビールをいただきました。
それにしても、どうでしょう、若い人、それも 若い女の人が、この付近では 非常〜に 多い印象です。
おでん とか お好み焼き のお店の前に、若い女の人が2〜3人連れ立って 長〜い列をつくっている光景を あちこちで 見ることができました。
<B茶店・休憩所周辺>
靖国神社の「外苑エリア」と「本殿エリア」を隔てる「中通り」の手前の両側に、おみやげ品などの売店&茶店・食堂・休憩所がありますが、
いつもは賑わっている売店・休憩所も、この時ばかりは、ちょうちんの壁&屋台の列におされて、存在感が小さくなっている印象でした
(下の写真参照)。
この付近では、「焼きとうもろこし」の 「い〜い匂い」が充満しており、(僕は「ゆで」とうもろこしの方が好きなのですが)、ついつい買ってしまいました。
このとうもろこしを食べながら、4本目のビールです(右手にとうもろこし、左手に缶ビール)。 たまりません。
「中通り」の手前から、本殿方向を見たところ。 ここから先は屋台がありませんが、その分、ちょうちんの壁がグレードアップされています。
この付近は、ものすご〜く、人で 「ごったがえして」 いて、立ち止まっている人も多かった印象です。
中通りから、銅像&第一大鳥居の方向を見たところ。 まだまだ明るいのに、やっぱり、すごい人出です。
<C第二大鳥居周辺&神門前>
第二大鳥居の手前に、「青森ねぶた」が設置されていて、その手前では、何やら「儀式」が行われていました。
その向こうでは、大きな太鼓が数基 設置されていて、その太鼓のリズムに合わせて跳ね踊る「はねと」の人たちが待機していました(下の写真参照)。
とにかく、ものすごい「人だかり」で、この人だかりの中の方を直接 見ることはできませんでした。
この写真は、カメラを頭の上に精一杯伸ばして、背伸びして、写るか写らないか、とりあえず、試しに撮った写真です。
(今 見て、あの人だかりの中は こうなっていたのか といった印象です)
人だかりの周りの方では、カメラを頭の上に掲げて写真をとる人がおおぜいいました。 右の写真では、巨大な太鼓が4つ、確認できます。
第二大鳥居の周辺の人だかりを、押しわけへしわけ しながら、ようやく「神門」まで、たどりつきました。
神門は、七夕祭りの飾りが施されていました(左の写真)。 神門の手前から 第二大鳥居の周りの「青森ねぶた」の人だかりを見たところ(右の写真)
神門をくぐって 振り返ったところ。 神門のところは 参道よりも 若干 高くなっており、
そこに立ち止まって、「青森ねぶた」や参道方向を見ている人がおおぜいいました。
<D本殿周辺&桜の林&能舞台、ほか>
神門をくぐって、拝殿の方を見たところ。 これから お参りする人、お参りをすませて 参道の方にブラブラ 歩いていく人 など、さまざまです。
神門をくぐって、拝殿までの間(両側)にある 「桜の林」 の中には、
参道に設置されていた ちょうちんとは趣の異なる 「四角い 小ぶりな ちょうちん」 が、いっぱい設置されていました。
この中にも、有名人や芸能人の名前の入ったちょうちんがあるということで、お気に入りの芸能人の ちょうちん を探している人もいました。
拝殿の前の「売店」では、若い人たちが おおぜい お守りを買ったり、おみくじをひいたりして、賑わっていました。
(左の写真)お祭り期間中は、能楽堂で、いろいろな芸能が奉納されているということです。
(右の写真)いつもは非常に賑わっている遊就館 新館ですが、時間が遅いということもあり、この時は 静かな感じで、ちょうちんなども ひかえめでした。
ちなみに、遊就館の開館時間は、 4月〜9月=午前9時〜午後5時30分、 10月〜3月=午前9時〜午後5時、 となっていますが、
みたままつり期間中の 7月13日〜7月16日の4日間 だけは、 閉館時間が 「午後9時まで延長」 されています。
(左の写真)いつもは 待ち合わせの人などで 非常に混雑している 遊就館 本館前も、時間が遅いということもあり、静かな感じでした。
ここには、本殿エリアで唯一の食べ物・飲み物の屋台(テント)が出ていて、昼間は たぶん この店にも長い行列ができていたと想像されますが、
この時間帯は 静かな 落ち着いた店になっていました。
(右の写真)遊就館から奥の、「靖国会館」や「相撲場」や「茶室」の方には、ちょうちんが少し灯されているだけで、ひっそりとしていました。
気象庁が東京の桜の開花宣言を出す 「標準木(標本木?)」 があることで有名な、靖国神社の拝殿前の桜の林。
下からライトアップされていましたが、花がない桜の林は 「葉っぱ ばっかり」 で、少し淋しげな感じでした。
(もちろん、僕にも 「花は盛りにのみ見るものかは」 のセンスはありますが、・・・・・)
桜の林付近を一回りして、神門にもどってきました。
7時過ぎということで、時間的に近くの学校の学生さんがクラブ活動を終えて下校する時間なのでしょうか?制服姿の人たちを ずいぶん見かけました。
上の写真は、神門をくぐって、拝殿に向かって、右と左を見たところです。 けっこう雰囲気のある良い写真がとれたなぁと 我ながら感心しています(^o^)。
有名人や芸能人などの名前入りのちょうちんを見ている人たちだと思います。
いろんな有名人・芸能人などがちょうちんを出しているのがわかります。 ただ、数がメチャクチャ多いので、探すのも、大変です。
(ちなみに、ちょうちんの数は、毎年、大小合わせて 「3万個以上」 ということです)
<E7時を過ぎて、ようやく暗くなってきました
・・・・・ 来た道を逆にもどります>
神門から第二大鳥居の方向を見たところ。
「青森ねぶた」の周りでは、太鼓とお囃子が始まっており、神門の中まで そのリズムが聞こえていました。
青森のねぶた祭りを見に行ったことはないのですが、この太鼓とお囃子は、「確かに跳ねて踊るためのリズムだなぁ」 と実感しました。
「青森ねぶた」 を周りで見ている人たちも、いつしか自然に跳ねて踊っているような、誰もがそんな幻想をすんなり感じてしまいそうな、
それほど刺激的で魅力的なリズムが、この付近の空気をつつんでいました。
先ほどは、まだ明るくて、白っぽく見えていた七夕飾りも、陽が沈んで、ちょうちんの灯りに照らし出され、非常に幻想的な色合いになっていました。
青森ねぶたは、私たちが通り過ぎるころに「休憩」となったようで、急に静かになって、周りの見物客も入替る感じでした。
外苑部分(参道部分)や、神門付近では、何台かの巨大なサーチライトが、光の柱をうごめかせており、なんとも言えない雰囲気を演出していました。
これです、これこそが、みたままつりの雰囲気です。
ちょうちんの壁に囲まれた非日常の異空間、左右に 200を超える屋台の列、前に歩こうとしても自由に歩けない「ごったがえした」 人混み、
やきとり、お好み焼き、イカ焼き、焼きとうもろこし、カキ氷、ベビーカステラ、あんず飴、・・・・・ 縁日特有の、入り混じった、熱気と「におい」!
参道のあちこちで、その時々の「人気のある店」に、行列ができ始めました。
食べ物と、ビール or ジュース、お約束ですよねぇ。
この 「のしイカ」の店は、すごく魅力的で、七輪で焼いたスルメイカを、専用の機械(人力だから道具?)で、ウニャア ウニュア ウニャア〜 と 伸ばして
売っていて、ついつい、買ってしまいました。 はじめは 家まで お土産に持って帰ろうかな とも思いましたが、あまりにも 美味しそうな良い匂いがして、
これを持って地下鉄に乗るのも 気がひけるなぁ とも思いましたので、ビールとともに、おなかに収めることにしました。
ちなみに、この店の前にも、反対側の一般的な 「イカ焼き」の店の前にも、長〜い行列ができていました。
先ほどの 「のしイカ」 の店から少し大村銅像の方に歩いたところに、「もつ焼き」 の居酒屋がありました。
僕は、もつ焼きはあまり好きではないのですが、連れが「どうしても ここで」というので、 奥のテーブルに座って、もつ焼きでビールをいただきました。
思ったよりも、けっこう、おいしかった! (特に、ハツとレバーが、うまかった) ・・・・・ なんだかんだで、しこたま飲んでしまいました!
先ほども書きましたが、 これです、 これが みたままつり の雰囲気です。
銅像のところまで もどってきました。
きれいどころの おねえさん衆は、まだまだ 踊っていました(もしかしたら、先ほどの おねんさん衆とは 別の おねえさん衆 かもしれませんが)。
写真が暗くてすみませんが、盆踊りの太鼓やお囃子をしている鉢巻をした 「粋な ねえさん」 たちは、「キッ」 とした感じで、すごくカッコ良かったです。
盆踊りの輪に加わっている人の中には、ゆかたを着た外人さんの姿も、たくさん見かけました。
(靖国神社の周りは、各国の大使館がいっぱい点在しているため、大使館関係の日本在住の方々かもしれません)
(または、海外からのツアー客が 日本の夏祭りを楽しめるように、宿泊先の旅館かホテルが ゆかたを貸し出したのかもしれません)
ちょうちんの壁がすごくきれいでした。 やはり、ちょうちんの壁には、ある程度の暗さが必要だと、つくづく思いました。
銅像の先の「広島風お好み焼き」の店の前には、この日一番の長〜い列が出来ていました。
<第一大鳥居の下から、ちょうちんの壁の裏手へ>
<お化け屋敷、見世物小屋、射的ゲーム、などなど>
第一大鳥居の脇の小路から、ちょうちんの裏の桜の林に入ると、お化け屋敷や見世物小屋、射的ゲーム、などなどの広場になっていました。
暗い中で、昔風の電球の灯りが、独特の妖しい魅力をかもし出していました。
小学生らしき子どもたちも、ゲームに夢中になっていました。 (ただし、昔風の縁日の風景とはいえ、近くで、ご両親などが見守っていました)
僕たちがここを通りかかった時は、「へび女」の見世物をやっているところでした。
写真中央の呼び込みの人は、すごく話が上手で、ついつい入りたい衝動にかられてしまい、実際、思わず 入ってしまいました。
(まわりの写真や絵にひかれて入ったという感じもありますが)
どういう見世物を やっていたかは、秘密にします。 今度、ぜひ、ご自分で体験して下さい。 へび女、すごかったですよ。
へび女の隣りには、本日一番の目玉(僕たちが勝手にそう思っていた見世物小屋)である、お化け屋敷が ありました。
大人も子どもも、みんな興味津々で、大きな小屋の周りを取り囲んでいました。
入口の両側には ちょっとチープな人形が飾ってあって、「恐さは たいしたことないだろうな」 と思わせる演出になっていました。
ただし、お化け屋敷の中からは、入場している女の子の 「生の悲鳴」 が、絶えず聞こえています。
入口にいた女の人は、「ユーモラスな口上」に交えて、フウ〜ッ と息を抜いたような 独特の「間(ま)」で お客をさそい、
これがまた非常に上手で、ついつい「案外 恐いかもしれないぞ」と思わせるような演出になっていました。 ここも、もちろん、入りました!
(へび女の入口の男の人と、お化け屋敷の入口の女の人の「口上」は、絶対、聞く価値あり!)
実際のお化け屋敷の中の様子も、省略します。 今度、ご自分で体験して下さい。 すご〜く恐かったですよ!
(入口が「思案橋」というのも、いいセンス ですよね)
(左) お化け屋敷のある広場に向かう小路の入口の居酒屋を横から見たところ (右) お化け屋敷のある広場から 参道にもどってきたところ
第一大鳥居の下から、九段下の方を見たところ。 帰る人と これから祭りを楽しみに来る人とで、ごった返していました。
早い時間は気がつきませんでしたが、第一大鳥居の下で 「待ち合わせ」 をしている人が おおぜいいました。
第一大鳥居から坂道を下って、早稲田通りにぶつかったところ。 ここでも 「待ち合わせ」 をしている人を多く見かけました。
僕たちは 夜8時過ぎに家路につきました。 (調子にのって かなり飲んでしまったため、九段の坂は千鳥足でした)
みたままつりは、夜10時過ぎまで 行われており、毎夜毎夜、ものすごい熱気につつまれているようです。
ちなみに、この日は見ることができませんでしたが、
お祭り期間中の “ 日によって&時間帯によって ”、「みこし振り」 「朝顔市」 「ほおずき市」 「いろいろな奉納芸能」 「吹奏楽パレード」 などなども、
行われているとのことです。
また、お祭りの期間中は、夜10時過ぎまで ちょうちんに灯りがともされ、参拝も 夜10時まで できる ということです。
ぜひ今度、ご自分で、みたままつり を楽しんでみて下さい。 予想以上に、本当に、楽しいですよ。
■問合せ : メール f2f2f2@kankyo.join-us.jp
■問合せ : 電話 090−8722−0437 (以上 文責・監修 : ふじえ)
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